AHD 防犯カメラとは

AHD 防犯カメラとは

AHDとはAnalog High Definition アナログカメラのハイビジョンとなります。AHDの特徴としては、ハイビジョンの高画質を担保しつつ、アナログ防犯カメラのケーブルを引き継げる点です。例えば現在まで50万以下の古いアナログカメラを使っていたとします、その場合、もしもカメラ10台などの中小規模の防犯カメラが設置されていたとしても、現在使っている同軸ケーブルが利用可能です。防犯カメラ設置では、用途にもよりますが、屋内、屋外に配線しますので、同軸ケーブルの長さや埋設・設置場所によっては長い同軸ケーブルを使っての防犯カメラ工事・設置が必要となりますので、これを入れ替えるだけでも大仕事になります。但し録画機側(DVR)の設備が旧アナログ方式に対応している事が前提となりますので、詳細については工事業者・購入時の録画機へ確認の上作業・依頼が必要となります。
※AHD以外の異なる規格をつなぐことはできません。

ahd_bouhancamera

同軸ケーブルとは

防犯カメラ・監視カメラとのアナログ接続において、ケーブルが必要とならいますが、このケーブルは一般的には同軸ケーブル(高周波同軸ケーブル)につながれており、これによってアナログ信号を伝送することになります。一般的な単位はΩ(オーム)となります。

JISケーブル 3C-2V の場合

3・・・・ ケーブル外部径 (mm)
C・・・・ 特性インピーダンス C:75Ω / D:50Ω
‐2・・・・ -絶縁体     2:ポリエチレン / F:発泡ポリスチレン
V・・・・ 外部導体  B:アルミ箔付プラスチックテープと導体編組
V:一重導体編組
W:二重導体編組

PoEとは?(LANケーブルの一種)

パワー オーバー イーサネット(Power over Ethernet)の略となります。簡単に言うと通常のLANケーブル(local area network)では通信を行う為のケーブルとなりますが、LANケーブルに電源の線も入っているLANケーブルとなります。但し既存のハブやルーター機器ではつかえませんので、専用のハブが必要となります。
防犯カメラにおいてケーブルは命ともいうべきものですが、電源がPoEで供給できるとなると、防犯カメラにおいて電源の工事が不要となりますし、同軸ケーブルより容量が大きいデータ送信も可能となる事からデジタル向きとも言えます。また通信における劣化が少ない事からもこれからの防犯カメラ(AHDなどのアナログハイビジョンではなくデジタルハイビジョンの対応が可能となる)向けとも言えます。

 

現在のアナログカメラ(AHD)利用状況や今後の防犯カメラ環境

現在では、アナログでの使用する同軸ケーブルが多く使われていますが、昨今IPネットワーク防犯カメラやワイヤレスでの伝送が主流となるなか近年逆転化されているともいわれています、今後NVR(ネットワークビデオレコーダー)へのシステムが進んでいく事は間違えありません。ただ、やはり既存に埋設されている同軸ケーブルの利用や変えるためのコストなどを試算すると、現在のケーブルのまま、防犯カメラ(本体)とDVR(アナログの録画機)を併用する事で代替えする需要も尚ある事も事実です。またパソコンやプリンターなどで良く家電などで見られる現象ですが、やはり使い慣れたものを利用するユーザーが古い画素数や設備を再利用する場合も多くみられる、同軸ケーブルもそうですが、50万画素や130万画素などの防犯カメラ機器はまだすたれていないのも現状です。

 

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