近年ワイヤレス防犯カメラが激増しています。ケーブルや電源などの問題から設置を戸惑ったりどこへ頼んで良いかわからないなど、取付時に起こりうる様々な問題や障害が実は防犯カメラ設置には潜んでいます。すでに、防犯カメラが必要とするような被害(空き巣、車上荒らし、近所迷惑行為、落書き、車へのいたずら、不審者が多い、泥棒、強盗)がある、また被害が継続している場合などは、すぐにでも設置したいのが心情ですよね。その場合防犯カメラ屋さんに依頼するが一番ですが、設置工事の問題や費用などから、そこまでは・・・と躊躇される方も多いのではないでしょうか?その場合近年流行っている防犯カメラワイヤレスが手軽で簡単と、防犯カメラのネット通販などでも沢山販売されています。
ワイヤレス防犯カメラとは
ワイヤレス防犯カメラ wifi
wifiのみで飛ばす場合ルーターの出力に限界がありますし購入時の距離はあまり当てにはなりません。なので表記値だけでなくお店にどの位届きますか?と質問するのが良いでしょう、大体の所この位という答えが返ってくると思います。基本的には電波で飛ばす以上は見通し内通信が基本ですから、部屋を何個も先、屋外でも距離がある、壁が何個もあるなどはほぼ無理と考えた方がいいです。スマホで検索する程度の電波なら家のルーターでwifi受信する・・・そんなノリで考えていると殆ど予定の設置場所につけたら映らない。定番の事故ですね。ワイヤレスで安い機種では屋外に複数個所付けるようなものはほぼ届かないと思っておいた方が良いです。購入の際は確認が必要ですよ。設置後映らないとか本当に手間ばかりかかってイラつく事になりますから。
ワイヤレス防犯カメラ 無線式
無線式の場合ですと、通常のwifiやルーターなどの無線を使う場合と比べて段違いに電波を飛ばす事が可能となります。本来国内電波法において、無線機を使用する場合は、特定無線設備の技術基準適合証明書マーク(技適マーク)にて認証を受けている事で無線電波を飛ばす事ができるのが、無線式となります。適法上であれば100M~120M程の見通し内通信で飛ばす事ができる他、屋内でも30M前後飛ばせることで、壁で全く飛ばないという事がなくなります。但し、コンクリートやモルタルを多く使われている場合や鉄のドアなどがある場合は、はやり電波の弱点となる事から、設置時には注意が必要です。
ワイヤレス防犯カメラのメリット・デメリット
メリット
手軽で簡単、そして何より費用も抑えられるという点では、抜群のコスパを得られます。また工事が簡易であることから、DIYの延長線上でお父さんが付けちゃう感じで取付できますので、これが人気というのもうなずけます。また最近では高画質で低価格な物もありますので、ネットの復旧でそれらが出回っています。配線ケーブルが無い事で、壁への穴開けが必要ありませんし、録画機までのケーブル配線が必要なくなるので、これが大分大きいです。ケーブル取り回しで設置個所を悩む必要もありません。但し、電源においては、殆どの場合ですと1つのカメラに1つの電源が必要となるので、その辺りは検討が必要です。但し、一部メーカーにてソーラー対応のワイヤレス防犯カメラが販売されいますので、もしワイヤレス防犯カメラで電源配線が気になる場合はそのような物を一度は見てみるのも一考です。新しい物は当初様子を見るのが良いと思いますので、評価等を参考にしつつどれが自分の運用にあっているかを見極める事が重要です。
デメリット
電波・wifiは常に見通し内通信であることを忘れてはいけません、特にwifiでの通信の場合ですが、プリンターやスマホでもたまに通信不通になりませんか?やはりwifiは電波許可を必要としないので、ある程度の電波しか飛ばす事できませんので、壁が何枚もある、マンションの壁の向こう、一戸建てでも家の中心にwifi機器があり屋外までの距離がある、また、壁の前にドアで挟まれていて、やはり屋外までの距離が何メートルもあるなど・・・とにかく障害物にはかなり弱い事がボトルネックとなる事覚えておかなければなりません。またwifiである以上ネットワーク経由の接続(スマホでの接続する場合も同様ですが)であることから、外部からの侵入やアクセス時のパスワードなどを事前に防御策として対策する必要がありません。通常はデフォルトパスワードとなっているため、一時期防犯カメラのパスワードがかかっていないカメラが、世界中からインターネット経由で見ることができるサイトなども話題になる(ニュースで頻繁に紹介される)程ですので、あくまでもワイヤレスでの通信である事を認識してセキュリティには細心の注意が必要です。
ワイヤレス防犯カメラ 電波